このアプリでできること

Scale Flash は、「調号を見た瞬間に頭と耳を切り替える力」を鍛えるための練習アプリです。

調名がランダムまたは指定の順序で次々と表示され、メトロノームに合わせてスケールを演奏します。毎回ゼロから頭と耳を切り替える練習を繰り返すことで、譜読みのスピードアップや初見力の向上につながります。本番やアンサンブル中でも迷わず吹ける反応力も同時に身につきます。

練習の流れ(1サイクル)
  1. 次の調が決まり、調名が画面中央に大きく表示される
  2. (アルペジオ オン時)その調の主和音アルペジオが鳴り、耳を合わせる
  3. 設定した拍数でカウントダウン(BPMテンポで刻む)
  4. そのままのテンポでメトロノームが続き、スケール演奏スタート
  5. (主音持続音 オン時)主音が持続して鳴り、音程の基準を耳で確認できる
  6. 指定クリック数が経過するとサイクル終了
  7. (再演奏確認 オン時)「もう一度」か「次の調へ」を選択
  8. (再演奏確認 オフ時)自動的に次の調へ進む
このアプリが鍛えたい力

調への即応力:調名を見た瞬間に「その調のスケール感覚」へ頭と耳を切り替える反応力を鍛えます。

テンポ感:カウントダウンから演奏へBPMが途切れず続くため、テンポの中に自然に入る感覚が身につきます。

網羅性:苦手な調をランダムで引き当てながら、どの調でも均等に練習できます。半音上昇・下降順や五度圏順でスケール練習の本と並行して使うこともできます。

💡 最初はゆっくり(BPM 60〜80)でランダム長調から始め、慣れてきたら短調を加えたり、BPMを上げてみてください。
各機能の説明
BPM メトロノームの速さ。40〜200 の範囲で設定できます。数値を直接入力するか、スライダーまたは ±ボタンで調整します。
クリック数 1サイクル(1つの調)で鳴るクリックの総数。4拍子なら 16クリック=4小節が目安です。
カウントダウン 演奏開始前に何拍数えるか。BPMと同じテンポで刻まれ、そのまま演奏へつながります。0にすると即スタート。
調の種類 長調のみ・短調のみ・両方から選べます。
進行方式 ランダム(重複回避)、シャープ順(五度圏時計回り)、フラット順(五度圏反時計回り)、半音上昇(C→C♯→D…)、半音下降(C→B→B♭…)から選択。
調名形式 ドイツ音名(C-dur / c-moll)、英語(C Major / C Minor)、和名(ハ長調 / ハ短調)から選択。
調の色表示 ONにすると調ごとにテーマカラーが割り当てられ、カードの縁や背景に反映されます。拍ごとのカードのグローも調の色に合わせて光ります。
アルペジオ 演奏前に主和音(根音・3度・5度・オクターブ)の音が上昇順に鳴ります。耳を調に合わせる準備になります。音量はサウンド設定で調整できます。
主音持続音 演奏中、主音(ルート音)と5度音が持続して鳴り続けます。音程感覚の確認に使えます。音域と音量はサウンド設定で調整できます。
再演奏確認 1サイクル終了後に「もう一度」「次の調へ」を選べます。OFFにすると自動で次の調へ進みます。
サウンド設定
チューニングピッチ A4 の基準ピッチを 430〜450 Hz の範囲で設定できます。標準は 442 Hz。アルペジオと主音持続音の両方に適用されます。
クリック音量 メトロノームのクリック音の音量を 0〜100 の範囲で調整します。アクセント拍はやや大きめに鳴ります。
アルペジオ音量 アルペジオの音量を 0〜100 の範囲で調整します。
アルペジオ音域 アルペジオを鳴らすオクターブを「低・中・高」の3段階から選択します。楽器の音域に合わせて調整してください。
持続音音量 主音持続音の音量を 0〜100 の範囲で調整します。
持続音音域 主音持続音を鳴らすオクターブを「低・中・高」の3段階から選択します。楽器の音域や好みに合わせて使い分けてください。
調の色について

「調の色表示」をONにすると、各調にテーマカラーが割り当てられ、練習画面のカードやアクセントに反映されます。拍に合わせてカードが調の色でグローし、視覚的にも拍を感じやすくなります。

配色はロシアの作曲家スクリャービンの「調と色の対応」のアイデアを参考に、UIとして見やすくアレンジしています。長調は明るめ、同じ音の短調は少し深い色調にしています。

異名同音の扱い

同じ音高に2つの名前を持つ調(異名同音)について、このアプリでの採用・除外の方針を示します。

長調

シャープ系♯数フラット系♭数このアプリでの扱い
Cis-dur7♯Des-dur5♭両方出題(進行方式に応じて切替)
Fis-dur6♯Ges-dur6♭両方出題(進行方式に応じて切替)
H-dur5♯Ces-dur7♭両方出題(進行方式に応じて切替)

短調

シャープ系♯数フラット系♭数このアプリでの扱い
gis-moll5♯as-moll7♭両方出題(進行方式に応じて切替)
dis-moll6♯es-moll6♭es-moll のみ(dis-moll は除外)
ais-moll7♯b-moll5♭b-moll のみ(ais-moll は除外)

完全除外(実用上存在しない調)

調名調号数除外理由
ges-moll約9♭fis-moll(3♯)の異名同音だが調号が多すぎて実用外
des-moll約8♭cis-moll(4♯)の異名同音だが調号が多すぎて実用外
💡 シャープ系・フラット系どちらで表示されるかは「進行方式」設定に連動します。ランダム時はそのつど無作為に選ばれます。